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こんにちは、A&Tコーポレーションの井田です。
今朝は湿度があるせいで少し蒸しますね。

皆さんは異状死体を見る機会など、
まずないと思います。
我々のような業種でも既にご遺体は搬出され、
目にする事はありません。

それは警察による現場検証が済んだ後に
現場へ呼ばれるからです。
もし、検証が済んでいない場所に
勝手に立ち入れば、
その人は容疑者のひとりとなってしまいます。
これは事件現場だけでなく、
自殺や孤独死だったとしても同様です。

大家さんや不動産管理会社とて、
必ず現場検証が済んでいない場所に行く際は、
所轄警察署に連絡して許可を得てからです。

もちろん、我々特殊清掃会社も同様で、
こうした手順があることからも
ご遺体がある場所に入ることはないのです。

ところが中には見た、と言われる方がいて、
これには首を捻ってしまいます。
身内でも入れないのに有り得ない話ですから。

そう、
身内といえば風呂場で亡くなった叔父の際、
私の父が近くに住んでいたので向かいました。
親戚の男性数人が警視庁に呼ばれたのです。

浴槽が昔ながらの正方形に近いもので、
ガス釜は自分で止めないといけない旧式。
長風呂が気になった息子が湯船に顔を伏せ、
息絶えていた父親を発見したものでした。

湯はグラグラ煮えたぎり、
浸かっていた顔の半分は真っ赤に爛れていて、
警視庁の所轄署は今でいう殺人事件を扱う、
強行犯係の刑事を派遣してきたそうです。

都内は事件性が疑られると
行政解剖から司法解剖に切り替えて死因を調べます。
この時も叔父の遺体を監察医務院送りが妥当、
と判断する刑事が多かった中、
ひとりの刑事によって病死であることが確認され、
遺族は解剖にならなかったことに安堵したのでした。

どうやって刑事が確認したのかは、
敢えてここでは割愛します。

しかし、
父達が呼ばれたのはこの先に意味がありました。
死後硬直で丸まった叔父の遺体を
寝かすために警察官が行うことを見分すること。
それは関節のところを外し、伸ばす作業です。
骨が折れるような音が後にも忘れられない、
そう父が言ったほどイヤな音だったそうです。

こういうケースは非常にレアで、
通常は遺族も遺体がまだある現場には
懇願しても立ち入れないのが現状です。
確かに愛する人の遺体を前に冷静でいられる人は
そうそういらっしゃらないでしょうしね。

20160526

●明日は久し振りに雨になりそうな予報。今日のお天気を大切にしたいものです

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