生前整理と遺品整理は、同じ「整理」という言葉がついているので、似ている意味合いがあるように感じますが、実際は異なります。
では、具体的にどのような点が違うのでしょうか。
この記事では、生前整理と遺品整理の違いについて解説します。
ぜひご活用ください。

□生前整理と遺品整理の違いを解説します

生前整理と遺品整理の最も大きな違いは、整理をするのが本人か本人以外かという点です。
それぞれを詳しく見ていきましょう。

*生前整理

生前整理は、自分が亡くなった後に遺族でトラブルが起きてしまうのを防ぐために行うものです。
そのため本来の生前整理とは、主にトラブルの素となりやすい財産関係をご家族のために整理することを指します。
一方、自分のために生活空間を整理する生前整理というのもあります。
家族のためか自分のためかという点で、取り組む内容が異なってくるということを覚えておきましょう。

最近では早い内から人生の終わりを意識して、今をより暮らしやすくするために生前整理を行う方が増えています。
始めるのが早すぎるということはないので、意識し始めたその時から少しづつ始めていきましょう。

*遺品整理

遺品整理とは、故人が亡くなった後に、遺族や親族がその故人の物を整理することを指します。
遺品整理に明確なタイミングはありませんが、四十九日の法要後や気持ちの整理がついた際に始めることが多いです。
ただし、故人が賃貸に住んでいた場合は早めに退去する必要があります。
そのため、気持ちの整理もつけながら、できる限り早く遺品整理を進めてくださいね。

□生前整理をしても遺品整理は必要

もし完璧に生前整理を済ませていたとしても、遺品整理を行う必要があります。
亡くなるまで使用していた生活用品や、捨てられなかった品物はどうしても存在します。

しかし、生前整理によって遺品整理の負担を大幅に軽減できることは確かです。
あらかじめ整理されている状態であれば、処分や形見分けの手間がほとんどかからなくなります。
ご家族の負担を少しでも減らしたいとお考えの方は、今から少しづつでも生前整理をしておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、生前整理と遺品整理の違いについて解説しました。
生前整理は本人がご家族やご自身のためにする作業であり、遺品整理は遺されたご家族がする作業です。
どちらも大切な作業であり、大変な作業です。
少しでも何かお困りのことがある場合は、まずは当社にご相談ください。
誠心誠意サポートさせていただきます。