終活を始めようとお考えの方にとって、一番の悩みどころは持ち家の整理なのではないでしょうか。
取り壊した方が良いのか、相続として親族に受け継ぐのか、それぞれのメリットやデメリットを考えると答えを出すのが難しい問題です。
そこで今回は、不動産は生前整理をするべきなのか、メリットを合わせてご紹介いたします。
□終活において不動産はどうすべきかについて
終活で不動産を整理する方法は3つあります。
1つ目は、不動産を売却することです。
不動産を売却し、目に見える現金化をすると複数人で分配する際に便利です。
また、不動産を売却した場合、固定資産税がかからなくなるため、維持費の削減になります。
注意点としては、現在住んでいる家を売却することになれば、住む場所を別で確保する必要があることです。
2つ目は、生前に不動産の受け渡しをしておくことです。
被相続人が亡くなる前に特定の人に不動産を贈与すれば、相続税の課税額を減らすことが可能です。
注意点としては、生前贈与では相続人に対して不動産所得税と相続税よりも高い税率の登録免許税を支払う必要があります。
ただ、資産価値が上がり、ブランド化されているエリアであれば、相続税の課税額を減らすことが可能です。
3つ目は、不動産に関する遺言書を作ることです。
遺言書は、遺族に希望を伝えられる最適な方法です。
遺言書には、専門家が作成し公正役場に保管される「公正証書遺言」、不備が見つかれば効力がなくなりますが自筆で作成できる「自筆証書遺言」、自筆で公証役場に保管してもらえる「公照秘書証書遺言」の3種類があります。
□不動産を生前整理すべき3つのメリットについて
1つ目は、相続トラブルのリスクを減らせることです。
遺言書があったとしても、親族間で遺産配分に納得が行かなかった場合はトラブルになる可能性があります。
トラブルを避けるためにも、生前に不動産所有者へ直接希望を伝えられると確実です。
2つ目は、不動産の価値を下げずに済むことです。
空き家は放置すると劣化し、不動産の価値が下がります。
そのため、生前に不動産を整理し、適切な形で相続すれば高い価値のままで財産が分配できます。
3つ目は、節税ができることです。
相続するのではなく、生前に無償で別の個人へ渡すことで相続税の課税額が減少します。
□まとめ
今回は、不動産の生前整理について、メリットを合わせてご紹介いたしました。
当社は事件現場専門の清掃会社です。
事件、事故現場の掃除や元通りにするためのリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。