遺品整理を遺品整理業者に依頼する場合には、相場はどのくらいになるのでしょうか。
注意するべき点はあるのでしょうか。
今回はこの2つの疑問にお答えします。
これから遺品整理を行おうとお考えの方はぜひチェックしてくださいね。
□遺品整理の相場はどのくらい?
遺品整理を遺品整理業者に依頼する場合、相場はおよそ20万円前後です。
しかし、実際の費用は以下の5つの要素によって変化します。
・故人の家の間取り
・遺品整理の作業を行う人数
・遺品整理にかかる作業時間
・遺品整理する必要のある荷物の量
・その他のオプションサービス
特に、荷物の量は家の状況によって異なりますよね。
遺品整理業者は、処分する物の量や種類で値段を決めます。
そのため、少しでも片付けられるのであれば、依頼する前に掃除しておくと良いでしょう。
□遺品整理で注意するべき点は2つ!
*鑑定品は専門家に依頼する
ブランド品や宝飾品などの高価な物は、処分せずに鑑定依頼に出しましょう。
貴金属、美術品、着物、その他のコレクションを現金化したい場合は、買取も検討します。
このような価値のある物には、相続税がかかる恐れがあります。
全ての物においての価値を明確にし、控除額を上回るほどの財産がある場合は、税務署に相続税申告書を提出しましょう。
この相続税申告書は故人が亡くなってから10か月以内と定められています。
この期限を1日でも過ぎてしまうとペナルティが課されるので、十分に注意する必要があるでしょう。
*相続問題をクリアにする
遺産整理には親族間でのトラブルがつきものです。
その問題を抱えたまま処分を実行しないようにしましょう。
相続に関わる遺品は、遺書が残されている場合はその通りに、残されていない場合は法定相続人で話し合って分割します。
最終的に合意できたら遺産分割協議書を作成し、相続人全員の押印を取ります。
もし解決が難しそうなのであれば、法律家に相談すると良いでしょう。
故人に借金があった場合、何もしなければ相続人で受け持つ必要があります。
しかし、故人が亡くなってから3カ月以内であれば可能な遺産放棄を選択すれば、借金を放棄できます。
ただ、そうなると他の遺産も放棄しなければならないので、関係者でしっかりと話し合いましょう。
□まとめ
今回は、遺品整理の相場や注意点について解説しました。
遺品整理の相場は家の状態によって変わるので、依頼する前にご自身で片付けられる分はある程度片付けておくことをおすすめします。
相続問題には気をつけて進めていきましょう。