海洋散骨についてご存じでしょうか。
海洋散骨は新たな供養の方法ですが、トラブルも起こりがちです。
そこで今回は、海洋散骨で起こりうるトラブルやその対処法についてご紹介します。
本記事が参考になれば幸いです。
□海洋散骨をする際に起こりうるトラブルとは?
海洋散骨とは、海に故人の遺灰や遺骨を放つ葬送方法です。
海洋散骨には、主に2種類のトラブルに分けられます。
1つ目は、遺族トラブルです。
遺族トラブルは海洋散骨で起こる確率が最も高いトラブルです。
70代以上の方の中には、お墓にこだわる方が多いことが原因として挙げられます。
先祖代々のお墓に入れることをよしとして、散骨することへ批判します。
こうして、散骨を希望するご遺族とお墓に入れることにこだわる遺族との間でトラブルが起こってしまうのです。
また、すべて散骨してしまいトラブルになることもあります。
ご家族の中には、少し手元に残して供養したい方もいらっしゃるかもしれませんので、必ずご遺族全員に確認をとっておきましょう。
2つ目は、お寺とのトラブルです。
埋葬してある遺骨を取り出すことや、檀家を辞めることは考えられなかったことであり、お寺とトラブルが起こることもあります。
近年は減りましたが、不当な離檀料や嫌がらせなどがある可能性もあります。
□海洋散骨でトラブルにならないための方法をご紹介!
散骨でのトラブルをご紹介しました。
では、これらのトラブルが起こらないようにするにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ここでは3つの方法をご紹介します。
1つ目は、親族とよく話し合うことです。
散骨するにあたってご本人の意思を尊重することは大切です。
しかし、残された家族の気持ちも同じように大切にする必要があります。
ご本人が強く希望されていた場合でも、親族の方に反対する方がいらっしゃれば納得がいくまで話し合いをしましょう。
2つ目は、散骨は一部だけにすることです。
お墓に埋葬することにこだわる方もいらっしゃるでしょう。
どうしてもきちんと埋葬したいという方がいる場合は、すべて散骨するのではなく、手元に少し残して埋葬するのもひとつの手です。
3つ目は、散骨料金に何が含まれているか確認することです。
トラブルを防ぐために、金額が正しいか確認しておきましょう。
□まとめ
今回は、海洋散骨で起こりうるトラブルとその対処法についてご紹介しました。
散骨の際には、ご本人とご遺族の意思を最大限に尊重して行いましょう。