「お墓を立てずに、海洋散骨をしたいけど供養をどうするのか分からない」
このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
海洋散骨をすると、何に手を合わせたら良いのか分かりませんよね。
そこで今回は散骨後の供養の方法と海洋散骨のメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□散骨後の供養の方法をご紹介!
1つ目は、海に向かって手を合わせる方法です。
海洋散骨で遺骨を散骨した場合、海全体が故人のお墓だと考える方もいます。
散骨した場所まで行けなくても、近くの海まで行き、手を合わせることが供養の形だとされています。
2つ目は、複数年に分けて散骨供養をする方法です。
散骨は必ず1回でする必要はありません。
複数年で何回かに分けて散骨を行えるので、一周忌や三周忌などの節目で散骨供養できます。
複数回に分けて散骨する場合は、遺骨を多めに分けておきましょう。
□海洋散骨のメリット・デメリットをご紹介!
海洋散骨のメリット1つ目は、お墓の維持費がかからないことです。
散骨する場合は、お墓はいりません。
お墓の購入費用は、平均で約150万円から200万円です。
それに加え霊園への管理料やお墓の維持費の必要です。
しかし、散骨すればその費用は必要ないので金銭的な負担を軽減できるでしょう。
2つ目は、後継ぎの必要がないことです。
少子化や核家族化が進み、生活の在り方や価値観は変わりつつあります。
海洋散骨をすると、お墓がいらないので後継ぎがいないという心配をする必要はありません。
一方、デメリットの1つ目は周囲の理解が得られないことがあることです。
日本ではお墓で埋葬するのが一般的だとされています。
海洋散骨があると知っていても、抵抗を感じる人もまだまだ多いです。
本人の希望を叶えるのが一番ですが、家族で話し合い、家族の同意も得るようにしましょう。
2つ目は、お墓参りができないことです。
海洋散骨の場合、お墓を持たないので命日やお盆の時にお参りができません。
しかし、遺骨の一部を手元に残しておくと故人を身近に感じられるでしょう。
また、必ずしも海洋散骨をしたらお墓を作れないというわけではなく、遺骨の一部をお墓に埋葬するという選択肢もあるので検討してみましょう。
□まとめ
今回は、散骨後の供養の方法と海洋散骨のメリット・デメリットをご紹介しました。
お墓を作らずに海洋散骨をしようとお考えの方は、ぜひこの記事を参考にして供養を行ってくださいね。
また、海洋散骨をするか悩まれている方もメリット・デメリットを参考にして検討してください。