最近、海洋散骨が人気を集めていますが、やり方を間違えてしまうと違法になる可能性があります。
そこで、今回は海洋散骨を適切に行うために違法だとされてしまうケースや海洋散骨が人気を高めている理由をご紹介します。
海洋散骨を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

□海洋散骨は適切にすれば違法ではない!

海洋散骨は正しい手順を踏んだ上で行えば違法にはなりません。
現在の日本で海洋散骨をする行為を違法であるとみなす法律はありません。

しかし、違法だとみなされる場合もあります。
その代表的なケースをご紹介します。

1つ目は、粉骨をしなかったケースです。
粉骨をせずに海洋散骨をすると死体遺棄法の刑法に抵触してしまう可能性があります。
粉骨とは、ご遺骨を細かく砕くことをいいます。
日本では、一般的に2ミリ以下の大きさにする必要があります。
粉骨をするには、自分で行うか業者に依頼して行う2つの方法があります。

2つ目は、条例で禁止されている場所で散骨をしたケースです。
条例で海洋散骨を禁止している海域があります。
その場所で海洋散骨を行うと違反になります。
海水浴ができる海域や漁業をする海域で禁止されていることが多いです。

しかし、海洋散骨を禁止している海域を自分で知るのは困難です。
そのため、海洋散骨をする時は、海洋散骨にかかわる条例を知っている業者に依頼するのが良いでしょう。

□なぜ海洋散骨の人気が高まっている?

日本では、亡くなったらお墓に入ることが一般的でした、
しかし、最近では大好きな海に散骨してほしいという声も多くなりました。
それだけでなく、都心部での墓不足やお墓の継承者がいないといった問題もあり、海洋散骨の人気が高まっています。
お墓を持つことで、子供や孫に負担をかけたり、お墓の維持に不安を抱いたりする人が増えています。
また、建墓は高額な費用がかかりますが、海洋散骨は一般的にかかる費用の10分の1ほどの低価格であることも人気の理由でしょう。
お墓を持たないことで、維持費や霊園の管理費も必要ありません。

このように、海洋散骨は費用が大きく軽減されるので、1つの選択肢として検討されてみてはいかがでしょうか。

□まとめ

今回は海洋散骨を適切に行うために違法だとされてしまうケースや海洋散骨が人気を高めている理由をご紹介しました。
海洋散骨をする際は、違法にならないように適切に行いましょう。
何かお困りのことがあれば、お気軽に当社までご相談ください。