「海洋散骨をしようと考えているけれど、どのようにするのだろう」
このようにお悩みの方は多いでしょう。
海洋散骨をする際は、必ず粉骨をする必要があります。
そこで、今回は粉骨についてご紹介します。
また、遺骨を粉骨する方法もご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
□粉骨とは?
粉骨とは、遺骨を粉末状にし、それを骨壺に保管することをいいます。
海洋散骨は、節度を守って行う必要があります。
その節度を守る1つとして粉骨が必要なのです。
散骨が目的の粉骨は0.2ミリ以下の粒度が適しています。
日本では、粒度の法的な決まりはありませんが、欧米諸国では粒度を守る必要があります。
粉骨は、ただ砕くだけではなく洗浄や乾燥などの工程もあります。
また後ほどご紹介しますが、現在では自分で粉骨するよりも業者に依頼するのが一般的です。
粉骨をせずそのまま散骨すると第三者に発見されたときに死体遺棄事件として発展する可能性があるので注意しましょう。
□遺骨を粉骨する方法をご紹介!
では、粉骨はどのように行えばいいのでしょうか。
ここでは、遺骨を粉骨する方法をご紹介します。
1つ目は自分で粉骨する方法です。
人の骨を砕くのは特殊な行為ですよね。
しかし、粉骨をするための資格や免許、認許はいりません。
自分で粉骨をするためのキットも売られています。
自分で粉骨する場合は、まず袋に遺骨を入れ、ハンマーで細かく砕いていきます。
その後、それをすり鉢に入れ、粉末状にします。
しかし、遺族がこのような作業をするのは精神的に辛いでしょう。
また、体力的にも負担がかかるので業者に依頼するのがおすすめです。
2つ目は、粉骨サービスを利用する方法です。
粉骨サービスは大きく分けて2つあります。
手で粉骨する方法と機械で粉骨する方法です。
手作業の方が、気持ちがこもっていて丁寧だという印象がありますが、その分時間と費用がかかります。
機械で砕く方法は、手作業のものと比較して粉骨したあとの粒度が均一です。
また費用が抑えられるというメリットもあります。
粉骨サービスを利用するには、遺骨を郵送して粉骨が終われば送り返してもらうタイプ、直接作業に立ち会うタイプの2つがあります。
□まとめ
今回は、粉骨についてご紹介しました。
粉骨せずに海洋散骨すると違法になる可能性があります。
ご紹介した方法を参考にしながら粉骨を行いましょう。
必ず自分でする必要はないので、無理をせず業者に依頼するのも選択肢として検討してくださいね。