特殊清掃の依頼をしようかとお悩みの方は、特殊清掃ではどのようなことをやっているかご存じでしょうか。
親族の方が亡くなった場合などに行われる特殊清掃ですが、どのようなことをするのか知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのため、本記事では特殊清掃で行うことについてご紹介します。

□特殊清掃では何をするのか

人がお亡くなりになっていた場所を原状回復するために行われる特殊清掃ですが、その内容はどのようなものなのでしょうか。
本記事では、特殊清掃の作業を5つに分類してご紹介します。

1つ目は、消毒作業です。
清掃をする前に、感染症などの予防のため消毒を行います。

2つ目は、不用品処分です。
亡くなった方が使用していた家電や家具などを処分していきます。
残しておきたいものがある場合は、依頼する段階でその旨を伝えましょう。

3つ目は、特殊清掃です。
壁や床に染み付いてしまった血液や体液を、特殊な洗剤を用いて取り除いていきます。
また、床下まで浸透している場合はフローリングや畳を剥がすこともあります。

4つ目は、害虫駆除です。
亡くなられた後は時間がたつと死臭が蔓延してハエやウジ、ゴキブリなどの害虫が大量発生してしまいます。
そのため、それらを根本から駆除していきます。

5つ目は、消臭です。
死臭は消臭剤などでは完全になくならないため、臭いの元となっている成分を薬剤や機材を用いて分解します。

□特殊清掃はいつ依頼するべきか

上記では、特殊清掃の内容についてご紹介しました。
次に、特殊清掃はいつ依頼するべきなのかについてご紹介します。
本記事では、特殊清掃のタイミングの例として3つご紹介します。

1つ目は、親族の方が孤独死した時です。
親族の方が孤独死した場合は、できるだけすぐに特殊清掃会社に依頼してください。
孤独死の現場は死臭が充満してしまっている可能性が高く、近隣の方に迷惑をかけてしまう可能性があります。

2つ目は、遺品の整理をしたい時です。
遺品が部屋に残されている場合は、遺品整理とともに依頼しましょう。
遺品整理のタイミングはいつでも大丈夫ですが、賃貸の場合は賃料がかかってしまうためできるだけ早めに行いましょう。

3つ目は、家に害虫が発生している時です。
家に害虫が何度も発生している場合は、特殊清掃会社に害虫駆除を依頼しましょう。
害虫が発生している場合は部屋も汚れている可能性が高いですが、特殊清掃会社の場合は部屋の掃除も行ってくれるため、おすすめです。

□まとめ

本記事では特殊清掃の内容と依頼するタイミングについてご紹介しました。
特殊清掃ではさまざまなことを行って亡くなった方の跡が残らないようにします。
特殊清掃をするタイミングをご自身で見計らって、ぜひご依頼ください。