特殊清掃という言葉を、普段耳にすることは少ないと思います。
特殊清掃とは、どのような時に必要なのでしょうか。
この記事では、特殊清掃について解説します。
意味だけでなく必要な理由も併せて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

□特殊清掃とは?

特殊清掃とは、通常行われる掃除では落とせないような汚れを綺麗にして、原状回復をねらう清掃のことを指します。

一般的な掃除では落とせないような汚れが床や壁に付着していたり、害虫が発生していたり、臭いが充満していたりすると、なかなか通常のクリーニング作業では完璧に取り除くのは難しいものです。
しかし、プロの特殊清掃業者に依頼すれば、長年培ってきた知識と技術で綺麗に元通りにできます。

自殺があった部屋や事件があった部屋、孤独死があった部屋、ゴミが溜まっている部屋は、特殊清掃が必要です。
解体せずに元の状態に戻したい場合は、当社のような専門の特殊清掃業者に依頼しましょう。

□特殊清掃はなぜ必要なの?

特殊清掃は、通常のハウスクリーニングとは全く異なる手法で行われます。
先程紹介したような部屋の清掃では、特殊清掃でなければ原状回復が望めません。
ここでは特殊清掃が必要な理由を4つ解説します。

1つ目は、一般的でない汚れを落とす必要があるからです。
特殊清掃が必要な現場では、体液の除去が必要になるケースが多くあります。
体液は一般的な家庭用洗剤では落としきれません。
特殊清掃では、専用の薬剤と清掃道具を組み合わせて徹底的に洗浄します。

2つ目は、細菌を除去する必要があるからです。
ご遺体が放置されている状況だと、細菌が体外に放出されます。
死後も残存する細菌があったり、換気が十分でないと細菌が繁殖したりするので、完全に除菌することが非常に大切です。

3つ目は、害虫や害獣の駆除をする必要があるからです。
ご遺体からは腐敗臭が漂い、その臭いに誘われてハエがたかったり、卵を産み付けてうじ虫が発生したりします。
また、部屋に放置された食べこぼしなどにゴキブリやネズミが集まってくることも少なくありません。
こういった生物の駆除も特殊清掃の作業の一環です。

4つ目は、強い臭気を短時間で消臭する必要があるからです。
見た目は綺麗になったとしても、臭いは簡単には除去できません。
なぜなら部屋の至るところに臭い分子が残ってしまっているからです。
この強い臭気を完全になくすのは、特殊清掃業者にしかできないことなのです。

□まとめ

今回は、特殊清掃について解説しました。
この記事でお伝えした知識は、身の回りの方に何かあった際に必ず役立つでしょう。
当社は遺品整理や特殊清掃をしている会社です。
何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。