「特殊清掃ってどのような流れで行われるのだろうか。」

このような疑問を持っている方はいませんか。

特殊清掃とは、孤独のまま死亡が発見された場合や自殺した方の家を清掃することですが、馴染みのない方が多いでしょう。

そこで今回は、特殊清掃の流れと注意点を紹介します。

□流れについて

流れを6つに分けて紹介します。

1つ目は、見積もりです。

まずは見積もりを確認し、契約するか決めます。

悪徳業者に騙されないように注意しましょう。

2つ目は、到着・安全確保です。

契約を結び終えたら、作業日を調整し、特殊清掃に入ります。

最初に安全確保を行います。

到着する前に勝手に窓を開けたり、遺体に触ったりしないようにしましょう。

3つ目は、消臭・消毒です。

安全確保を終えたら、作業できる環境にするために消臭と消毒を行います。

ここは専門家でないと行えないため、自分で手を加えないようにしましょう。

4つ目は、害虫駆除です。

遺体がある部屋には害虫や害獣が寄ってきます。

特殊清掃では、特殊清掃会社がこういった害虫や害獣も駆除するため、安心してお任せください。

5つ目は、廃棄と遺品整理です。

血のついた家具は使い物にならないため、回収して廃棄します。

触らないように注意しましょう。

それらを回収した後は遺品整理を行い、遺品を遺族の方に渡します。

6つ目は、洗浄と殺菌です。

部屋の片付けを終えたら、洗浄と殺菌を行います。

元通りにならない場合もあることを覚えておきましょう。

直らない部分を取り除く場合もあります。

以上の工程を終えたら、数日後に精算を行います。

□注意点について

続いては、特殊清掃における注意点について紹介します。

まずは、清掃前の部屋には入らないことです。

清掃前に入ると、臭いの強烈さで体調を崩したり、大量出血している場面を目撃して精神的ショックを受けたりする可能性があります。

清掃前の入室は避けましょう。

次は、手袋や防護服を着用することです。

人によっては特殊清掃が終わる前に部屋に入る必要があります。

その時は体液がつかないように、手袋や防護服の着用を徹底しましょう。

最後は、窓を開けないことです。

窓を開けた場合、死臭が近隣に広まり、迷惑をかけます。

死臭の臭いは強いため、たとえ一軒家であっても窓を開けるのは避けてください。

換気したい気持ちはわかりますが、周りの家に大きな迷惑をかけるため、窓は閉めておきましょう。

□まとめ

今回は、特殊清掃の流れと注意点について紹介しました。

特殊清掃をあまり知らず、体液に触ったり、窓を開けたりする方がいます。

流れをしっかり確認して、注意点には気をつけて行いましょう。