「遺体のあった部屋を清掃したいが感染症が怖い」
特殊清掃をお考えの方で、このように思っている方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、特殊清掃現場の感染症について解説します。
この記事を参考に特殊清掃を依頼してみてはいかがでしょうか。

□ウイルスの広がり方や感染の危険性について解説します!

遺体は2日から7日ほどで腐敗していきますが、同時に免疫力がなくなることにより細菌が増殖します。
外に流れ出た血液や体液が気化すると中に含まれる菌やウイルスも気化し、異臭とともに空気中に充満してしまうのです。
さらに感染症が原因で亡くなった方の場合は感染元の病原体が気化し、空気を吸い込むことで同じように感染してしまう恐れがあります。

このような部屋に、防護服を着用せず生身の状態で入ると当然感染症にかかります。
このウイルスはマスクやゴーグルで顔を覆っても感染する可能性があり、さらには血液などが付着しただけでも感染するほど強烈なものなのです。

また、特殊清掃に関わる人だけでなく、近くに住む人たちにまで感染が拡大することもあります。
このような事態にならないためにはまずはウイルス除菌や害虫駆除を行うべきですが、必ず経験豊富な専門家に頼むことをおすすめします。

□感染症を予防するにはどうすればいいの?

特殊清掃現場に立ち入る際はどのように身体を守れば良いのでしょうか。
ここでは遺品整理業者が行っている代表的な感染症の予防法について解説します。

1つ目は防護服を着用することです。
服だけではなく、防毒マスクや菌の侵入を完全に防ぐゴム製の手袋なども着用すると危険度が下がります。
防護服やマスクは通販などでも購入できるので、どうしてもご自身で行いたい場合は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、上記でも紹介したように、このような防護服はあくまでも感染症のリスクを下げるためにあるものです。
たとえマスクをしていたとしても感染することもあるので、安全面を心配しすぎることなく落ち着いて故人と向き合いたい方は特殊清掃業者に依頼することを強くおすすめします。

2つ目は薬剤を噴霧することです。
ガーデニング用の噴霧器を使って、殺菌効果のある薬品を噴霧すると個人でもある程度殺菌できますが、もちろんおすすめはしません。
専門知識のある業者に依頼し、適切に殺菌を行いましょう。

□まとめ

この記事では、特殊清掃について解説しました。
遺体のある部屋は菌やウイルスが空気中に広がっているため、そのまま入ると感染する危険性があります。
特殊清掃時には防護服の着用や薬剤の噴霧で感染を予防します。
特殊清掃をお考えの方はぜひ当社までお問い合わせください。