特殊清掃が必要な現場と言うと、孤独死や自殺、ペットの多頭飼い、ゴミ屋敷などが挙げられます。
そういった現場では、異臭とともに害虫が発生しているケースがよくあります。
今回は、そういった現場で見られる虫の種類や、害虫を放置する危険性について解説します。
□特殊清掃現場で見られる虫は?
特殊清掃が必要になるような現場では、よくハエやウジ虫が発生しています。
こうした虫は、ゴミや遺体から自然に発生しているわけではありません。
ゴミや遺体から発生する異臭を嗅ぎつけて、どこからともなくやってくるのです。
そして卵を産み付け、大量に繁殖してしまうのです。
では、発生する虫の種類について見ていきましょう。
まずは、ウジ虫です。
ウジ虫は、ハエとセットで出現するイメージがありますが、それもそのはず、ウジ虫はハエの幼虫なのです。
10ミリメートル前後の体長で、乳白色をしています。
続いては、ハエです。
イエバエ、ニクバエ、オオクロバエなどさまざまな種類が存在します。
非常に多くの種類が存在し、ハエと言ってもさまざまに分類されています。
卵から成虫に成長するまでが早く、放置するとすぐに大量発生してしまいます。
続いては、ゴキブリです。
ゴキブリはどこにでもいる虫で、一般のご家庭でもよく出没します。
□害虫を放置する危険性とは?
これらの害虫は、「気持ち悪い」「臭い」など、気分の面で悪影響を与えますが、被害はそれだけではありません。
害虫を放置しておくと、もっと深刻な悪影響を及ぼしてしまいます。
深刻な3つの悪影響をご紹介します。
1つ目は、大量繁殖することです。
前述したように、ハエなどの小さな虫は成長が速く、放っておくとすぐに大量繁殖してしまいます。
虫が大量に繁殖すると、気分が悪いどころの話ではなくなります。
そのような状態では当然生活できませんし、虫だけでなく細菌も大量に繁殖してしまいます。
2つ目は、細菌やウイルスを運ぶことです。
ハエやノミの害虫は、飛び回ったり動き回ったりすることで、細菌やウイルスを運んでしまいます。
そういった虫が人間のもとへ危険な細菌やウイルスを運び、感染症を引き起こすケースがあります。
3つ目は、建物にダメージを与えることです。
害虫の中には、建物にダメージを与えるものもいます。
キクイムシやシロアリなどは、木材を食べることで建物の耐久性を低下させます。
□まとめ
今回は、特殊清掃現場で発生する虫と、そのような害虫を放置する危険性について解説しました。
虫が発生しているような現場では、迷わずプロに清掃を依頼するべきです。
特殊清掃が必要な方は、お気軽に当社までご相談ください。