自分が死んだ後のことを考え、残される人の為に行動できるのは素晴らしいですよね。
その準備の中に生前整理というものがあります。
今回はその生前整理について詳しくお話しします。

□生前整理は早めにしましょう

生前整理とは、健康なうちに自分で処分するものを決めて、生きている間に身の回りの整理することです。
始めるタイミングとしては、その言葉を知った時に行いましょう。
生前整理は日頃からの行いが重要になります。
いつから始めなければいけないとは決まっていませんが、気づいた時から少しずつ始めるようにしましょう。
定年などの人生の節目に行う方も多いようです。

□生前整理のコツを紹介

次に生前整理のコツや知っておくべきポイントを紹介します。

1つ目は、先程も述べたように1度にやろうとしないことです。
1度に全てを行うのは難しいです。
生前整理は若い内に少しずつやることをお勧めします。
日々の中で要らない物は捨て、死後のことを考えた行動を取るようにしましょう。

2つ目は、家族に相談して手伝ってもらうことです。
1人で悩まずに家族を巻き込みましょう。
私物の整理は自分で行えますが、家財などは家族としっかりと話し合いましょう。
自分の体が不自由な場合もそうです。
必要ならば、柔軟に対応して人の手も借りるようにしましょう。

3つ目は、業者を利用することです。
生前整理は業者にお願いすることもできます。
物が多かったり、自分達だけでは対応しきれない場合はプロに頼むと安心です。
業者に頼めば一気に整理をしてもらえるので時短にもなります。

費用の相場としては、広さなら1LDKが8万円、時間なら1時間7000円が平均です。
色々と見比べてみましょう。

4つ目は、大事なことは書いて残すことです。
法的な効力を持つ遺言書や、法的な効力は持たない、自由な書き方のできるエンディングノートもしっかりと残しましょう。
そうすることで、遺族の間での相続や、スムーズな葬儀など、死後のトラブルを避けられます。
誰宛の内容なのかもしっかりと明記しましょう。

5つ目は、家族信託です。
家族信託とは家族を信頼して、遺産の管理を任せることです。
遺産相続では難しいことができたり、節税などにも繋がります。
専門家の知識が必要なので、興味のある方は弁護士や司法書士に相談しましょう。

□まとめ

生前整理は面倒に思えますが、あなたの死後、残された人々への思いやりの意思表示でもあります。
死後のトラブルや迷惑を考えるのなら、コツコツ身の回りのものを整理していきましょう。