「最近終活を始めたけど、銀行口座まで整理する必要があるのかな」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
終活の1つとして、銀行口座をきちんと整理しておきましょう。
そこで今回は、終活で銀行口座を整理する必要性と整理方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□終活で銀行口座を整理する必要性とは?

1つ目は、忘れていた銀行口座に気付けるからです。
口座を貯蓄するために使用していた人は、口座を開設していることを忘れてしまっている場合があります。
整理するときは、銀行口座の銀行名、支店名、口座番号をノートに書きましょう。
しかし、暗証番号は空き巣や盗難の危険性があるので書かないようにしましょう。

2つ目は、遺された家族が困らないようにできるからです。
自分が亡くなったあとに遺された家族は、葬儀やその後の手続きで忙しくなります。
銀行口座を整理していないと、遺された家族は銀行口座を把握するのに手間がかかります。
銀行口座を持っているほど手続きの時間がかかるので、今利用している銀行口座だけを残しておきましょう。

3つ目は、認知症による銀行口座凍結の対策のためです。
銀行口座は自分が亡くなった場合だけでなく、認知症になってしまった場合のことも考慮しておくと安心でしょう。
認知症で凍結されてしまった銀行口座を解除するには、家庭裁判所に申し立てをし、成年後見制度を利用する必要があります。

□銀行口座の整理方法をご紹介!

まず、開設している銀行口座の一覧表を作りましょう。
このとき、キャッシュカードや通帳、すべてのものを集めて整理しましょう。
遺産相続をする場合、亡くなった人の遺産がどれくらいあるのかを把握するために、遺族はすべての口座や残高を調査する必要があります。
そのため、口座情報を整理しておくことで口座や残高を調査する必要がなくなり、スムーズに手続きができます。

一覧表を作れたら、使用項目ごとに口座を振り分けましょう。
「給与振り込み用口座」や「クレジットカードの引き落とし用口座」などと書いて、振り分けると分かりやすいですよ。
その中でいくつかの口座で引き落としがされている場合は、一緒の口座にまとめられるかを考えてみましょう。

□まとめ

今回は、終活で銀行口座を整理する必要性と整理方法をご紹介しました。
終活をされている方は、銀行口座も整理することを忘れないようにしてくださいね。
今回の記事を参考にして、スムーズに銀行口座の整理をしてみましょう。