遺品整理にも資格があることを知っている方は少ないでしょう。
その資格を有している人を遺品整理士と言います。
今回はその遺品整理士について分かりやすくお話しします。

□遺品整理のプロである遺品整理士とは何かを説明!

遺品整理士の仕事は、亡くなられた方の家を清掃し、遺品整理を行うことです。
法や実例に基づいた専門知識を身につけており、遺品を扱うのに必要なスキル、供養やお焚き上げ、廃棄法に伴ったリサイクル品の買取など、様々なことを行います。
遺品整理士の仕事では、依頼者の要望や状況に応じた柔軟な対応で、サービスを行うことが大切です。

孤独死や自殺などが死亡原因の場合は、汚物除去や消臭、除菌、害虫駆除も行います。
遺品整理士の仕事内容は業者によって異なり、対応分野も様々です。
ただし、遺品整理士がその国家資格を必ずしも所持しているわけではありません。
依頼者の要望や相談、死亡状況などによって異なる行政機関や各種専門家の紹介や手配などを行う仲介役の場合もあります。

□遺品整理の資格やその種類を説明!

国家資格を有さない遺品整理士もいるということですが、どのような資格を有していれば安心して任せられるのでしょうか。
資格が無くても遺品整理事業はできます。
しかし、資格や許可が必要な作業もあります。
そこで、遺品整理業者が持つべき資格や許可証を紹介します。

1つ目は、一般財団法人遺品整理士認定協会によって定められた認定資格です。
法に基づいた廃棄物処理方法を理解していたり、国に認められた知識のある人だけが取得できます。
この資格を持っている遺品整理士は信頼性が上がるでしょう。

2つ目は、一般廃棄物収集運搬許可証です。
遺品整理業者は沢山の遺品を受け取ります。
その時に必要になるのが、一般廃棄物収集運搬許可証です。
この資格を所有すると、不用品の回収ができます。

3つ目は、産業廃棄物収集運搬許可証です。
一般廃棄物収集運搬許可証と間違えられやすいのが、産業廃棄物収集運搬許可証です。
これを持っていると、産業廃棄物を回収できるようになります。
産業廃棄物は、事業活動によって生まれる、金属くず、紙くず、廃油などのことを指します。

□まとめ

このように資格や許可証を有している遺品整理士や業者は信頼できます。
大切な遺品整理という作業を任せるためにも、どのような資格を持っているのか事前に把握しておきましょう。
悪徳業者を避ける、良い対策にもなります。