亡くなった方の遺品を整理する作業は、ただの片付けや掃除とは異なります。
かなりの時間や手間が必要になるため、事前の準備や情報収集が大切です。
今回は、自分で遺品整理を行う場合に必要なものや、おおまかな流れをご紹介します。
少しでも参考にしていただければ幸いです。

□自分で遺品整理を行うのに必要なものとは?

実際に作業に入る前に、まずは以下のものを手元に準備しておきましょう。
準備するべきアイテムは、主に以下の通りです。

・段ボール
・マジックペン
・ドライバー
・ペンチ
・ハサミ
・カッターナイフ
・ビニール紐
・作業服
・マスク
・手袋
・手押し台車
・ゴミ袋

整理作業では、たくさんある荷物をまず、「捨てるもの」と「とっておくもの」に大まかに分類します。
そういった分類の作業の時に、段ボールやゴミ袋が必要になります。

ゴミ袋だけでも作業ができないわけではありませんが、取っておくものをまとめるときに、段ボールがあると便利でしょう。
後からチェックもしやすくなります。
段ボールに分類したら、何が入っているのかがわかるように、マジックペンで外側に書いておきましょう。

本棚やカラーボックスは、それなりに大きさや重量があるため、そのままの状態で搬出するのは大変な場合もあります。
ドライバー等があると、その場で解体して運びやすい状態で搬出できます。
本をまとめるときには、ビニール紐があると便利です。

作業中は服に汚れがついたり、ほこりが舞ったりするため、作業服やマスクは必須です。
重いものを運ぶときには、滑り止め付きの手袋があると便利です。
ゴミを搬出する際には、手押し台車があると作業がスピーディーに進みます。

□自分で遺品整理を行う場合の流れは?

自分で遺品整理を行う際には、以下のような流れで進めます。

1.スケジュールを決める
2.捨てるものととっておくものを分類する
3.不用品を処分する
4.残った遺品の分配(形見分け)を行う

作業に入る前には、ある程度スケジュールを決めておくことが大切です。
いつまでに何を終わらせるかということが決まっていれば、作業のペースを考慮して進められるため、効率良く作業できます。
作業の優先順位を決めておくことも大切です。

次に、遺品を必要なものと不要なものに分類します。
貴重品や形見になるものは、間違えて捨てないように注意しましょう。

続いて、不用品を処分します。
まだ使えそうなものや価値のありそうなものは、買い取ってもらうのもおすすめです。

最後に、残った遺品の分配を行います。
形見分けの際、高価な遺品は贈与税の対象になる場合があるため、注意しましょう。

□まとめ

今回は、自分で遺品整理を行うのに必要なものや、作業の流れについて解説しました。
自分で作業を行う場合は、事前にしっかりと準備をして、計画を立てた上で臨みましょう。
自力での作業が難しい場合は、ぜひとも我々のようなプロにお任せください。