親や兄弟など、近しい人がなくなると、残された遺族は遺品整理を行うことになります。
遺品整理は、肉体的にも精神的にも難しい作業です。
そこで今回は、スムーズに作業を進めるために知っておきたい、作業の流れをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□遺品整理を行うまでの流れは?
遺品整理を行うまでの流れは、大まかに5つのステップに分けられます。
1つずつ見ていきましょう。
ステップ1:相続を完了させる
賃貸物件の場合や、孤独死をされた場合、臭いなどの問題がある場合などを除いて、遺品整理を始めるためには、まずは相続を先に完了させる必要があります。
ステップ2:気持ちの整理をつける
遺品整理は、精神的な負担のかかる作業でもあります。
まだ気持ちが落ち着いていない状態で作業に取り掛かると、心に大きな負担がかかってしまうおそれがあります。
何らかの事情で早急に作業を行わなければならない場合でなければ、気持ちの整理がつくまで待つべきでしょう。
ステップ3:家族や親族と話し合いの場を設ける
勝手に遺品整理を進めると、家族間や親族間でトラブルが発生するおそれがあります。
作業に入る前に、いちど集まって話し合いを行いましょう。
ステップ4:形見分けやお炊き上げを行う
家族や親族で話し合い、形見分けやお焚き上げを行いましょう。
ステップ5:遺品整理業者に依頼をする
自力で作業をスピーディーに進められる場合は良いですが、そうでない場合も多いでしょう。
遺品が多い場合や、忙しい方などは、プロの手を借りるのがおすすめです。
□遺品整理をプロに依頼する流れは?
プロに依頼する際には、まずホームページやチラシなどを確認して、その会社に問い合わせをしてみましょう。
問い合わせ時に、見積もりや作業を行う日程の調整を行います。
サービス内容なども出来る限り詳しく聞いておくと安心です。
日程調整ができたら、それに従って見積もり作業を行います。
丁寧な見積もりを行ってくれる業者であれば安心ですが、中には料金の目安を提示してくれないケースもあります。
そういった場合には予想外の料金を請求される可能性もあるため、注意しましょう。
見積もりを終え、契約が成立すれば、実際に作業を行います。
作業内容としては主に、貴重品の捜索や仕分け作業、処分品の回収、ハウスクリーニングなどがあります。
どこまでが基本のサービスで、どこからがオプションになるのかも確認しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、遺品整理を行うまでの流れと、プロに依頼する流れについて解説しました。
遺品整理は自力でも行えますが、さまざまな理由によってそれが難しい場合もあります。
難しい場合は、ぜひプロに依頼することを一度検討してみてください。